Kinesis -> ErgoDox -> Let's Split -> Nyquist -> Dactyl(New!)
前回Let's Splitを作ってから一ヶ月も経ってないですが、Dactylキーボードを作りました(実はその間にNyquistってキーボードも作ってたりします)。
というわけでNyquist組み上がりました pic.twitter.com/l3dPOQbHz0
— せーい@一万二千年後のイカ (@_yshrsmz) 2017年9月3日
Nyquist。Let's Splitにもう一行足したようなキーボード。これもビルドログ書こうかと思ったけどすっかり忘れてた。
Dactylはこっち。
名称 | 値段 | 調達先 |
---|---|---|
ケース | $240 | Shapeways |
キースイッチ | \832 x 7(70個) | ジェイダブルシステム |
Teensy 2.0 | $16 | PJRC |
I/O Expander | $1.6 | Digi-Key |
ダイオード(1N4148) | \100 x 2(100本) | 秋月電子 |
LED | \100(10個) | 秋月電子 |
LED用抵抗 | \100(100本) | 秋月電子 |
1/4W 2.2kΩ 抵抗 | \100(100本) | 秋月電子 |
TRRS Jack | \125 x 2 | DigiKey |
TRRS Cable | \700 | Amazon |
キーキャップ | 1セット | |
クッションゴム | \373 | Amazon |
だいたいこんな感じ。
LEDとその抵抗は、お好みに合わせて調達してください。今回のビルドではレイヤ切り替えのインジケータとして3つだけ使ってます。
キーキャップも値段様々なのでお好みで。 ちなみにワイヤは30AWGのものを使っています。
ErgoDox EZで使ってるキーマップを流用したかったので、本家レポジトリにあるQMK用のガイドと、その ガイドの作者が書いたビルドログ、あとはこの記事を書いてる時点ではマージされてないこのPR を参考にしました。
これらのガイドではErgoDoxにあってDactylにない内側のキー3つを追加しているけど、この計6つのキーを無視してもErgoDox EZのファームウェアがそのまま動いた。
左右のキースイッチはんだ付けが終わったところ。
ガイドには「特に接着剤使わなくてもキースイッチ固定される」って書いてあるけど、作ってみた感じホットグルーとかで軽く接着したほうが良さそうだった。
確かに固定はされるんだけど、キーキャップを外すときにスイッチも一緒に外れちゃうので配線が痛みそうな感じだった。
Dactyl左側もつなぎこんで動くことを確認! あと一息だ~ pic.twitter.com/NZ9VeKoX0e
— せーい@一万二千年後のイカ (@_yshrsmz) 2017年9月19日
Teensy2.0とかを実際にはんだ付けする前にブレッドボードで確認。
I/O Expander側のcolumnの配線、ガイド通りにやったらうまくいかなくて逆にしたような気がするけどもはやよく覚えてない。
Dactylの左側できたぽい pic.twitter.com/DmDECq2h48
— せーい@一万二千年後のイカ (@_yshrsmz) 2017年9月23日
左側のつなぎ込み。
Teensy 2.0とI/O Expanderはそれぞれ2つずつ用意していたので、この辺はブレッドボードを横に置きながら一つずつワイヤを本番のパーツに移していった。
Dactyl右側進捗 pic.twitter.com/0RQWJhlV7a
— せーい@一万二千年後のイカ (@_yshrsmz) 2017年9月23日
右側のつなぎ込み。
実は繋ぎこんでる途中で、本番用のTeensy 2.0が偽物だったことが判明。
公式サイトから急遽正規品を注文したので、ここで一週間くらいパーツ待ちが発生した。
amazon.jpでもふつーに偽物おいてるので注意してほしい。
公式から買ったTeensy2.0が来たので偽物と比較。それぞれ右側が偽物。偽物の方にはTeensy2.0って書いてあるしややこしい。 pic.twitter.com/uXGQNWJ2WX
— せーい@一万二千年後のイカ (@_yshrsmz) 2017年9月23日
というわけで偽物との比較。公式にも偽物への注意を喚起するページがあって、まんまそこに書いてあるとおりだった。
Dactylにキーキャップもつけた。右裏側にはTeensyのリセットボタン用に雑に穴開けてみたり。いやー楽しかった pic.twitter.com/75vGhnFkTr
— せーい@一万二千年後のイカ (@_yshrsmz) 2017年9月24日
で、いろいろあったけど組み上がり。 実はケースを注文したのが今年の4月くらいだったので、実に5ヶ月越しの完成。
ずっとKinesisのような形の左右分離型キーボードが欲しくて、でも見つからなくてErgoDox EZを使っていたので、ようやく作ることできて大変満足している。
使い勝手もKinesisと変わらず、不満だったあの大きさが解消されてもはやこれが"Endgame"でいいんじゃないか? ってくらい。 redditとimgurにも投稿ずみ。
とりあえず自宅用と職場用で二台は必要なので、もう一つ作るときにできれば改善したい点は下記の通り
ってまあこれ全部やろうとするともはやそれはDactyl keyboardなのか? って気もしますね
こうやって沼にハマっていくのか…